Wijmo Enterpriseのスクリーンショット
TypeScriptのstrictモードに対応とFlexChartのAxis.axisLabelsプロパティ追加
特徴
対応環境
- TypeScript 2/3
- Angular 2/4/5/6/7/8/9/10/11
- React 16/17
- Vue.js 2/3
全般機能の追加
- TypeScriptのstrictモードに対応しました。
- wijmo.cloud.Collection: getSubCollectionメソッドが追加され、データ項目のサブコレクションを取得できるようになりました。
- FlexChart: Axis.axisLabelsプロパティが追加され、軸ラベルの値を取得できるようになりました。
- TreeView: ノードを無効にした時に、自動的に折りたたむかどうかを決定するcollapseWhenDisabledプロパティが追加されました。
- true(既定値):ノードを無効にしたときに、ノードは自動て折りたたみます。
- false:ノードを無効にしても、ノードは自動で折りたたまれません。これは従来のバージョンと同じ動作です。
- ComboBox、Gauge、Calendar、InputNumber、InputDate: コントロールがマウスホイールイベントを処理するか、documentに延期するかを決定するhandleWheelプロパティが追加されました。
- TransposedMultiRow: rowGroupsプロパティが追加され、階層行グループを定義できるようになりました。
- InputMask:
- overwriteModeプロパティが追加され、入力した文字を置き換えるかその前に文字を挿入するかを制御できるようになりました。
- true:テキストは置き換えられます。例:"123-4567"の先頭に"8"を入力する=>"823-4567"
- false(既定値):入力した文字が挿入されます。これは従来のバージョンと同じ動作です。例:"123-4567"の先頭に"8"を入力する=>"812-3456"
- FlexGridSearch:searchAllColumnsプロパティが追加され、検索に非表示の列を含めるかどうかを決定できるようになりました。
- true:非表示の列を含めて検索を実行します。これは従来のバージョンと同じ動作です。
- false(既定値):非表示の列を含めずに検索を実行します。
機能の改善
- ObservableArray:shiftメソッド、unshiftメソッドを実行した時にCollectionViewへ変更が通知されるようになりました。
- CollectionView: 変更追跡機能が改善され、アイテムを編集してから元の値に復元すると、itemsEditedリストからアイテムが削除されるようになりました。
- Calendar: カレンダー内の日と月の要素にaria-label属性が追加され、アクセシビリティが向上しました。
- FlexGrid:
- selectメソッドとstartEditingメソッドは、列インデックスに加えて列名を指定することができるようになりました。また、GridPanelのgetCellBoundingRectメソッド、getCellElementメソッド、getSelectedStateメソッドでも、列インデックスに加えて列名指定することができるようになりました。
- cellTemplateプロパティをヘッダー列にも利用できるようになりました。
- 列の並べ替えをタッチ操作で解除できるようになりました。
- マウスで列の並べ替えを解除するには、Ctrlキーを押しながら列ヘッダーをクリックします。
- タッチ操作で列の並べ替えを解除するには、列ヘッダーをタッチして、昇順、降順、並べ替えの解除の3つの可能な並べ替え順序を切り替えることができます。
- MultiRow、FlexGridDetailProvider: MultiRowコントロールでFlexGridDetailProviderクラスを使用できるようになりました。
- Xlsx:
- workbookのloadメソッドとloadAsyncメソッドで第1引数にArrayBufferを指定できるようになりました。 また、FlexSheetクラスとFlexGridXlsxConverterクラスのloadメソッドとloadAsyncメソッドでもworkbook引数にArrayBufferを指定できるようになりました。
- ファイルインポート時に、インライン文字列の10進文字コードがUnicodeに変換されるようになりました。
- PDF: wijmo.pdfモジュールで、コンテンツセキュリティポリシーのscript-src'self'を使用できるようになりました。
- UndoStack: 結合されたグリッドの編集、セル編集アクション後のグリッド選択の復元、InputDateRangeコントロール、およびCollectionViewの変更追跡をサポートするようになりました。
仕様変更
- TransposedMultiRow: レイアウトを変更した後にselectionイベントが発生しなくなりました。
- Globalize: parseDateメソッドの第1引数の日付部分に不正な文字列が設定されている場合に、nullを返却するようになりました。
- 本バージョン:parseDate('2021/01/01 test','d')=>null
- 従来のバージョン:parseDate('2021/01/01 test','d')=>Fri Jan 01 2021 00:00:00 GMT+0900 (日本標準時)
- MergeManager: MergeManagerのコンストラクタ引数のGridが非推奨となりました。
- TreeView: ノードを無効にしたときに、ノードは自動て折りたたみまれるようになりました。
- FlexGridSearch: 非表示の列は含まれずに検索が実行されるようになりました。
- MultiSelect: checkOnFilterプロパティがfalseの状態でフィルタを実行すると、フィルタ実行前に選択されていた項目フィルタ値に該当しない値も表示されるようになりました。
- PivotCollectionView
- このクラスは読み取り専用になりました。PivotCollectionViewクラスはPivotEngineの結果を表示するように設計されているため、その内容をユーザーが編集することを意図したものではありません。このため、isReadOnlyプロパティがfalseに設定されている場合でも、PivotGridから編集することはできなくなりました。
- PopUp: 非表示時のPopup内設定されている要素のaccesskeyを無効にするには、明示的にPopupのホスト要素をDOMから削除しなければならなくなりました。
不具合の修正
- AutoComplete
- ドロップダウンリストが表示された状態でリストの値を入力しても、入力した項目が選択されない
- Angular
- strictモードのAngularアプリをコンパイルするとエラーが発生する
- FlexGrid
- 非表示列の値をFlexGridSearchで検索すると、検索結果としてグリッドに非表示列の値を含む行データが表示される
- CellMakerButtonを配置している時、TabキーでグリッドからフォーカスアウトするとフォーカスがCellMakerButtonに移動する
- refreshOnEditをfalseにしていても、DataMap.RadioButtonセルの編集後はすべてのセルを更新される
- imeEnabledが有効の場合に、Spaceキーを押すとラジオボタンが選択される
- Excel
- Excelファイルをインポートしてからエクスポートすると、列のスタイルが変更されてしまう